ATSUSHI no NIWA
篤眞会ケアハウス
ケアハウスの入居者の方達に利用してもらえるように、1,000㎡を超える面積の庭に様々な工夫が凝らされています。人と車椅子がスムーズに通れるようにアプローチ幅は1.5m を確保し、1周の延長は125mで8周すれば約1kmとなり、散歩の楽しみを広げます。ステンレス加工のHIROオリジナル植栽テーブルは、車椅子に乗ったまま草花を手入れできる高さに設計されており、膝の痛みなどがある方でもしゃがむことなく作業が可能です。
ベンチにはあえて背もたれがなく全方向を見渡すことができ、花壇ベンチも合わせてたくさんの人がこの庭へ集うことができるほか、豊かさと生命力を表す水場、庭全体に立体感を出すアーチなど、細部にわたる配慮が詰まっています。コロナ禍でもイベントができる場所として、またケアハウス後楽荘むけにケアプランのひとつとしての利用もできるなど、「庭の価値を再定義する」作品のひとつです。お亡くなりになった篤眞会の「奧篤」理事長が大切にした桜の木をす遺す、故人の想いにも寄り添い製作されたこの庭はまさに唯一無二のガーデンアートです。